チェック柄

今度は単純なチェック柄の試作です。

よくよく考えたら、千鳥格子やら変則的なチェックは作ったことがあっても、シンプルかつ基本的なチェックは作ったことがなかったので、思い立って作ってみました。

こちらも買いだめしておいたセリアの毛糸を使ってみましたが、緯糸密度を一定にキープするのがなかなか難しいです。

ただ、織り作業の難易度としてはさほど高くなく、チェックの升目の大きさ次第では色々作れそうです。
同じ大きさのチェックだけでなく、例えばマスの大きさをだんだん大きくしたり小さくしたりとか。

綾棒ホルダー

経糸のセッティング(筬通し・綜絖通し・機上げ)って何であンなに面倒なんでしょうOTZ

特に、整経から筬通し・綜絖通しの時に、綾をキープした状態で通すことができればスムーズなんですが、この「綾をキープする」というのがなかなか厄介。

今までは
・綾に紐を通して、それでなんとかキープする
・棒を2本使って綾をキープして、棒同士を紐で結びつける
といった方法を取ってたんですが…

紐の場合
…経糸と紐の摩擦で、なかなか糸が一本ずつ出てこない。滑りが絶妙に悪い上、肝心の「綾」の部分が見えづらくてストレスが超絶マッハでたまる

棒の場合
…糸と棒の摩擦はクリア。糸を一本ずつ出すのは結構スムーズだけど、棒を固定するのが難しくて不安定。しかも丸棒だと棒同士を結ぶ紐がいつの間にか解けて、綾がバラけてしまうことも多々。
紐の場合と同じく、ストレスで胃に穴があきそう…

といった具合。
これ何とか出来ないものか、と色々考えてたんですが、もう面倒になってきて
「じゃあ綾棒を位置関係をキープした状態で織り機に固定できるようなホルダー作っちまえばいい」
という、いつもの強引な理論。

で、作りました。

綾棒につかてった木の棒の直径をはかり、適当な間隔で差し込めるように採寸。
あと、織り機(Karanko)の横棒の太さを測って、そこにはめ込めるような窪みを作って、
「綾棒で経糸の綾をきっちりキープした状態を保ったまま、織り機にドッキングさせされる」
という、まさに「自分の、自分による、自分だけのためのパーツ」を作成しました。

こちらはFusion360で設計して、3Dプリンタで出力したものです。
こういうとき、3Dプリンタは極めて便利です。

筬通し、綜絖通しに要していた時間が半分ちょっとくらいまで短縮できましたので、その分経糸の巻き取りやテンション調整に時間を費やせそうです。

千鳥格子バリエーション

セリアの毛糸で織ってみました(`・(エ)・´)b

百均の毛糸の品質については色々なご意見があるようですが、
・ふわふわ感をあまり求めない
・そもそも編まずに織る
・割としっかりした「毛織物」を作りたい
という用途なのと、何よりメーターあたり単価で考えたら結構お安いものでしたので、布を織る練習にはちょうどいいや、という事で、百均セリアの毛糸で作ってます。

ベースとして使ったのは「ひつじちゃんナチュラル」という、熊のようなおっさんが扱うには分不相応に可愛らしすぎる毛糸で、他にも「深みカラー」とか確かそんな名前の毛糸。

最初に2色の毛糸で作る一番単純な千鳥格子で、アイボリー+赤っぽい色の組み合わせ。

糸の色の配置で、色をそれぞれ
・I:アイボリー
・R:赤
とすると、
I-I-R-R-I-I-R-R…のように、二本ずつ配置して、緯糸も同じ順番で織るとこの柄が出来上がります。

三色千鳥の習作では、アイボリー、ライトブラン、ブラウンの3色を使いました。

色をそれぞれ
・I:アイボリー
・L:ライトブラウン
・B:ブラウン
とすると、経糸を
I-L-B-B-L-I-I-L-B-B-I …といった順番に整経し、横糸も同じくI-L-B-B-L-I-I-L-B-B-L-I 、といった具合で織ります。

一番単純な、二色で作る千鳥格子に比べてちょっと複雑な柄です。
この色合いというか、柄と配色の組み合わせは個人的に結構好きな柄になりました。

赤っぽい色を使ったのはかなり可愛らしい色合いで、おっさんが使うにはちょっと憚られるような仕上がりになりましたが、マフラーとして使ったりするのにはいいかもです。

柄を色々織るのが楽しくなってきました。

経糸セッティング

ちょっと課題というか、織る作業での悩みがありまして。

これまでテスト織→綿麻のストライプ→綿のチェック→綿麻の網代織、と四枚織ってみて、四枚ともに共通の課題は

・整経から筬通し、綜絖通しを終えるまでに時間がかかりすぎる
・綜絖通しが終わって経糸をセッティングしたあと、経糸のテンションが場所によってバラバラになりやすい

てな具合です。

整経作業自体は、棚に整経用の「糸を引っ掛ける棒」を取り付けられるようにして、最大3.6mまでの糸を用意出来るようにしました。

これで結構整経スピードは上がってきてます。

問題は筬通し〜綜絖通しのプロセス。

何しろ全て独学でごちゃごちゃやっているという事もあり、多分今までのやり方が間違ってるんだろうなーという考えに至りました。

これまでの四枚では、整経を済ませて綾を取った状態の糸を
←手前 … 筬 … 綜絖 … 整経済みの糸 奥→
といった順番で置いて、綜絖から筬方向に糸を通す、というやり方でやってました。

理由は単純。
「確かWebで写真見たけど、綾って綜絖の奥側にあったっけ」
というもの。

ただ、このやり方だと「織った布を巻き取る側の棒」に経糸を結んだ後、どうにかして奥側(まだ織ってない経糸を巻き取る側)の棒に、経糸のもう一方の端を結ぶという流れになってしまい、なかなかうまくテンションをかけた状態で経糸を巻き取れず、何度も調整→やり直し、という具合になってしまいました。

で、手持ちの織り機KARANKOの取説をよくよく確認すると、どうやら
←手前 … 整形済みの糸 … 筬 … 綜絖 …奥→
という並び方で、まず筬に通してから綜絖に糸を通し、その後奥の「経糸を巻いておく棒」に糸を巻き取り、適当な長さまで巻き取ったら、手前の「織った布を巻き取る棒」側に糸を結びつけてテンション調整、という手順で書いてました。

最初から取説通りにしとけば、何て事ぁなかったですw

今のところ五枚目の布をおる準備を進めてますが、経糸110本程度で、整経〜筬通し→綜絖通し→経糸の巻き取りまでが3時間程度。

四枚目の布の準備が、経糸200本で整経〜経糸巻き取りに要した時間が7〜8時間。
経糸の本数もかなり違うので単純比較はできないですが、少なくとも巻き直しや張り直し、結び直しといった手戻りが無いので、相当な効率化が出来てると思います。

今回は筬通しと綜絖通しを別々に進めたので、次回の布では筬〜綜絖通しを一気に出来ないか試してみようかと思います。
これがスムーズに出来れば、経糸のセッティングもかなり短時間でできるようになりそうです。

網代織に挑戦

平織しか出来ない織り機でも、色々織れるみたいです。

糸の色の組み合わせを変えたり、糸の並び方を工夫したりして、色々な柄に織ることも出来るようでしたので、色々実験してみてます。

先日は目の細かいチェック模様を織ってみましたんで、今度は網代織。

レザークラフトのカービングなんかで使うバスケット模様と似た感じです。

パッとみた感じ結構複雑なことをやっているような柄ですが、実際のところは
白糸:W
黒糸:B
とした場合に、

経糸の並びを「WBWBWBWB BWBWBWBW WBWBWBWB」といった具合に並べ、
横糸を通す時も「WBWBWBWB BWBWBWBW WBWBWBWB」という順番にすれば、この網代織が出来ます。

幅は約45cm、長さ約200cm程度の布になりました。

経糸は40/6(40番手の糸を6本撚り合わせた太さ)の麻糸で、緯糸には百均セリアの「エンジェルコットン」の白と黒を使いました。

ある程度の太さがあると、織り進めるスピードもかなり早くなります。
細い糸だと2m織るのに1週間といったところでしたが、こちらは実質2日半から3日程度。

織る作業に対する慣れや、シャトル用糸巻に糸を巻くとき、電動ドリルを使って高速化が出来たのも大きいかと思います。

織り作業

ここからが、「一般的にイメージされる織り作業」かと思います。

緯糸を通すシャトルの糸巻きに緯糸を巻いて、上下に分かれた経糸の間に緯糸を通して
→筬で緯糸を押さえて固定させる
→経糸の上下を入れ替える=綜絖の位置を入れ替える
この作業を繰り返し行います。

なんでもウールを使った布の場合は、縮絨(湯通し)の時に10%近く縮むことがあるようで、あんまり緯糸を強く押さえてギチギチに織ると、かなり硬い布に仕上がってしまうようです。

僕の場合はむしろウェルカムかもしれないですが、布で何かを作るときなんかは、緯糸を打ち込む加減を調整する必要がありそうです。

ちなみに緯糸を通す道具こと「シャトル」は、日本語では杼(ひ)と呼ばれていて、
・板杼…細尾長い板に切れ込みを入れて、そこに糸を巻きつけて使うもの
・投げシャトル…えーとあの、ほらよくある「経糸の間をシャーッと滑らせるアレ」です
・車付シャトル…「シャーッと」しやすいように、なんと車輪がついてるシャトルです
と、いろんな種類があるようです。

最初は板杼を使ってたんですが、これがまた意外なくらいに使いづらく、なかなか織るスピードが上がりませんでした。
で、アンティークもののシャトルを使い始めてみたら、こちらはすごく使いやすくて織るスピードが板杼に比べて倍以上になってます。

まぁ中に仕込む糸巻きに緯糸を巻いていく作業が結構面倒だったりしますが、それでも時速30cmくらいの織りペースが確保できます。

幅がさほど大きくはないので、「シャーッと」投げるアレは出来ないんですが、経糸に引っかかることも少なく、織る作業のストレスはだいぶ小さく出来ました。

ちなみに、シャトルの中の糸巻き(玉管というらしいです)に糸を巻く作業、コレがもう絶望的に面倒臭くて、結構長めの布を織るときには、下手すると

織る時間<糸を巻いてる時間

みたいになる事も。

そこでこんな具合にしてみました。

「下穴用ドリル」という、先が少しだけ細くなったドリルの刃(φ3mm)の根本部分にマスキングテープを貼って太さを調整、玉管をある程度固定できるようにして使ってます。

コレに切り替える前は、9cmの玉管1本巻くのにかなり20分程度もかかってたんですが、切り替えてからは長くても3分程度。
何本かある玉管にある程度まとめて巻いておいて、織り作業中に緯糸がなくなったら巻き済みの玉管に交換して作業続行。

だいぶ作業を効率化出来ました。

糸の素材と柄

2枚綜絖でも色々織れるみたいです。

我が家の織り機は一番シンプルな機能であろう「2枚綜絖」で、平織りだけができる、といった仕様になっているようです。

が、緯糸の色を変えて横ストライプにしたり、経糸の色を工夫してストライプにしたり、それらを組み合わせてチェック模様を作ったりと、いろんな柄を織ることも出来るようです。

試しに織ってみた横ストライプがこちら

経糸は麻なのが共通ですが、
・赤白のストライプ:横糸はウール(ダイソーの毛糸)
・青白のストライプ:横糸はコットン(セリアのコットン毛糸)
といった組み合わせです。

意外とイイ具合のストライプに織ることが出来るようです。

この布は、生まれて初めて織った布で、特に誰かに教わったわけでもないので、多分色々とツッコミどころ満載な布になっているかと思います。
ただ、当初考えていた「レザークラフトと組み合わせる、厚手で手触りもしっかりした布」にはなっています。

これはなかなか面白い素材になりそうです(`・(エ)・´)b

綜絖とは?

続いて綜絖通し作業。

続いて今までにやった織りの準備作業で一番面倒くさ…もとい手間がかかる作業です。
準備した経糸を「綜絖(そうこう)」という部品の穴に通していく作業。

綜絖という名前も、布を織る作業の予習で初めて目にした言葉でした。
どうも此奴は、「経糸を一本おきに、上下を入れ替えるために使う糸のガイド」的なものっぽいです。
この経糸を入れ替える綜絖を複数枚使うことで、複雑な模様の布を織ることもできるんだとか。

ちなみに我が家の織り機は2枚綜絖というもので、平織りは出来るけど、複雑な「綾織り」「組織織り」は難しいみたいです。

整経時に「綾を取る」という作業をしますが、これは糸をクロスさせることで、経糸の並び順がズレたりバラけたりしないようにするものです。
綾を取った状態(糸をクロスさせて順番が入れ替わらないようにした状態)のまま織り機に糸をかけて、順番を間違えないように経糸を通していきます。

この綜絖通し作業、縦糸に「摩擦がかなり強く、細い麻糸」を使おうとしたら、もう即座に糸が絡んでお話にもならない、という状態になりました。
織る以前に経糸のセットすら出来ない、というようなもので、ここで何度か心が折れかけました。

個人的な経験からですが、経糸にはある程度の太さが必要で、なおかつあまり摩擦が強すぎる(ガッサガサの)糸は避けた方がいいと思います。
今色々織って試してるのは、経糸に「綿か麻で柔らかく、手触りがある程度なめらかな糸で、かつ太さが1mm足らず程度のもの」を使ってます。

経糸は、織る作業中ほぼ常にテンションが掛かった状態、つまり引っ張られた状態になります。
あんまり細い糸だと強度が足らず、切れてしまう恐れがありますので、出来るだけ引っ張り強度が高そうなものを選ぶようにしました。

筬通しは、経糸の上下の隙間に通した緯糸を押さえるための「筬」という道具にある、細かい隙間に経糸を一本ずつ通していく作業。
綜絖通しと同様に、経糸を一本一本通す必要がありますんで、同じく地道で地味で根気と目薬が要る作業です。

ここまでやって、ようやく織る準備が出来ました。

整経って??

まずは「整経」という初めて耳にする作業。

なんでも「整経」とは、
・布を織るために使う経糸を、必要な長さ&必要な本数用意する
・「綾を取る」という行程で、経糸の並び順がズレないようにする
ということを目的として行う作業っぽい、と理解しました。
縦ストライプの布を織る時とか、縦糸に複数の色の糸を使う場合なんかは大事な作業になります。

整経台という便利な道具も売ってるようなんですが、そこまで買うお金はありません。
手持ちの道具や木の棒なんかで強引になんとかします。

先日、部屋の収納のために棚を作ったので、棚の柱部分にドリルで穴を開けて、木の棒を突っ込めるようにして、強引に整経台的なナニかを作りました。

我が家の織り機では、最大で3mほどの布を折れるようなんですが、仮に2mの布を織る場合は、「縮み幅」というものを計算に入れなければならないようです。
縦方向の縮幅は、どうも10%程度見込んでいた方が良さそうなので、220cmほどの長さが必要なようです。

あと、経糸は「1cmあたり4本」という間隔になるようなので、例えば30cm幅の布を織る場合は30×4で120本必要になる、という計算です。
また、幅についても縮幅を5%ほどみこんでおくと良いようなので、120+5%分なので126本といった感じでしょうか。

なので、「幅30cmの布を2m織りたい」という場合は、「220cmの糸を126本用意する」という事になりそうです。
整経の作業では、この「必要な本数の糸を、必要な長さで用意する」という工程を行う事になります。

布にまで

手を出してみました(`・(エ)・´)b

以前から、
「レザーの小物やバッグに合わせる、いい具合にざっくりとして厚手で、綿とか麻とか毛とかの素材の布が欲しいなー」
と思ってたんですが、今のところ帆布くらいしか手に入れられる物がなかったんです。

で、いつもの
「無い物は作ってしまえ」
が発動しかけたところに、ちょうどいいタイミングで、メルカリで織り機が出品されてるのを見かけて購入。

晴れて布デビュー…

…と行きたかったんですが、如何せん手織り布なんて作った事ないです。
織り機も使った事ないです。
糸もどれくらい使うのか見当もつきません。
よくもまぁこの状態で織り機買ったな、と我ながら思いますorz。

とりあえず色々と試行錯誤と5回くらいの失敗ののちに、ここまで織れるようになりました。
Youtube大先生とGoogle師匠はありがたいです。

布を織る作業にも手を出してみて、フと気づきました。

・そもそも織り機ってどうやって使うの?
・織り機の部品の使い方も分からないし、どうやって準備するかも全然分からない
・糸はどれくらいの太さで、どんな素材で、どれくらいの長さが必要かも不明

…はい、つまり「何も分からない」という状態でした。
困った時のYouTube大先生とGoogle師匠。どんな作業をするのか、先人達の説明を見て予習します。
どうやら布を織る時に必要な手順を、極めて大雑把にまとめると
1.整経
2.綜絖通し
3.筬通し
4.織る
5.サッと湯通し(縮絨)
といった感じになるみたいです。

もうこの予習の時点で、織り機が押入れの主になる予感しかしませんw。
なので、
「細かい事はとりあえず置いといて、まずは1枚布を織ってみよう」
ということにしました。